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2017年1月20日 (金)

久しぶりの「新ニッポンの話芸」

 

 久しぶりの「新ニッポンの話芸」(成城ホール)である。

 立川こしら三遊亭萬橘鈴々舎馬るこの若手三人による落語会。馬るこが三月に真打ちに昇進するので、次回が晴れて真打そろい組の三人会となる。次回があればの話だが・・・。

  今回の演目

 萬橘  浮世床

 こしら 抜け雀

 馬るこ 小間物屋政談

 

 萬橘は堂々たる噺家になったことは、当ブログ(11月28日付けの花緑との二人会)で書いた。今回の「浮世床」も、現代風のギャグも盛り込んで手慣れたものだった。確実に萬橘風の世界をつくっていう。

 こしらは久しぶりに聴く。ずいぶんうまくなっている。ちょっとつかみどころがない部分もあるが、それがこしらの持ち味である。

 まくらがおもしろかった。去年はいいことがなかったので、厄除けに実家近くの神社に行くことにした。ところが途中で現金を持っていないことに気づいた。パスモ、お財布ケータイはあるが、お祓い用のお金がない。銀行のカードもない。さて、困った。そこで金券ショップに行ったり、銀行に行たりするが・・・というエピソードを語る。これが新作落語になるようなマクラで、面白かった。

 で、「抜け雀」。かなり短縮してやっているなと思ったら、通常のオチ、「親を駕籠かきにしてしまった」とやらず「はじかきにしてしまった」とやった。これがオチとなると思ったらさらに続きがあって、「抜け雀」は親子(師匠と弟子の関係)の噺だが、これに妹や母親も登場させるという趣向。こしららしい工夫が凝らされていた。「変姜・抜け雀」である。

 馬るこは、いつも通りの熱演。途中で楽屋ネタ、内輪話を織り込んで笑いを誘う。

 この三人会ではアフタートークがある。この熱演の結果、アフタートークの時間が短くなってしまった。深いトークとはならなかった。

トークで萬橘はほとんどしゃべらない。ほほうと聞いているだけ。われ関せずといった雰囲気。このおとぼけ感が萬橘の可笑しさである。

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コメント

1月27日の東京新聞に、三遊亭萬橘の記事が載っていました。広瀬和生さんの評です。独演会で「たらちね」と「やぶ入り」をやった。
以下はその引用。
「たらちね」はありふれた前座噺だが、萬橘はオリジナルのギャグを大量に投入してフレッシュな爆笑ネタに生まれ変わらせた。
「やぶ入り」という噺に伴いがちな古くささをきれいに払拭し、亀吉とその両親の物語に、観客を見事に引き込んだ。やはり萬橘、逸材である。

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