キネ旬ベストテン
「キネマ旬報」の2016年ベストテンが発表された。
ベストテンに入ったほとんどの映画は観ている。年間7、80回は映画館に行ったので、ま、話題作は観たということになるが、例年より多い。
邦画のトップは「この世界の片隅に」、洋画が「ハドソン川の奇跡」。うーん、そうか。邦画の二位は「シン・ゴジラ」。「君の名は。」はベストテンには入っていない。
年初に観たものはずいぶん昔に観たような気がする。
私なりのベストスリーを順不同で挙げておくと、邦画は「淵に立つ」「日本で一番悪い奴ら」「リップヴァンウィンクルの花嫁」。洋画は「スポットライト 世紀のスクープ」「マネー・ショート」「ブリッジ・オブ・スパイ」。
ベストテンはおおむねシネコンで上映されるような話題作が選ばれやすい。上映館の少ない作品は観ている人(ジャーナリストや映画評論家など)少ないから選考には不利になる。だから、選ばれなくても優れた作品は少なくない。
助演女優賞は杉咲花。これは順当というか当然だろう。当ブログでも「湯を沸かすほどの熱い愛」の感想で、杉咲花をほめておいた。主演の宮沢りえ(こちらは主演女優賞)よりよかった。
男性の助演賞は竹原ピストル。これは意外。存在感があって悪くはなかったが、賞をとるほどではない。ま、どうでもいいけど。
ということで、年が改まって今年の映画。スコセッシ監督の「沈黙 サイレンス」がまずは楽しみ。黒川博行原作の「破門」も笑えそう。
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