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2017年3月 4日 (土)

耳を凝らせば???

  

 あるコンサートでのこと。司会者が「耳を凝らしてお聴きください」と喋った。

 ちょっと耳に引っかかった。耳を凝らしてではなく、耳を澄ませてではないか。

 家に帰り、辞書を開いてみた。こういう場合は使い分けに詳しい「ベネッセ表現読解国語辞典」がよい。

 耳の項。「注意を深く聞く耳」に、耳を傾ける耳を澄ます耳をそばだてるの三つを挙げている。

 目の項を見てみると、「注意や関心を向ける目」に、目が届く目が離せない目が早い目が光るがある。目を凝らすはそこにはなかったが、「見分ける目、判断する目」の項にあった。

 耳を凝らすはない。ま、そうだろうな。

 思いがけなかったのは、耳の項に、河野裕子の短歌が載っていることだ。

 森のやうに獣のやうにわれは生く群青の空耳研ぐばかり

 耳研ぐか。耳を研ぐとか、耳を研がせるという慣用表現はないけれど、「耳を研ぎ澄ます」なら使ってもおかしくないような気がする。

 しかし、この短歌をわざわざここに載せる意味はあるんだろうか。単に編纂者の好みか。 

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