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2017年5月 7日 (日)

「追憶」 あっけない

 イオンシネマで「追憶」を観てきた。

「追憶」といえば、ロバート・レッドフォードとバーブラ・ストライサンドの映画を思い出す。おぼろな記憶しかないが、バーブラの歌う主題歌はしっかり耳に残っている。

 こっちは日本映画の新作。降旗康男監督、撮影が木村大作のコンビ。高倉健の作品を多く撮ってきた。今回は岡田准一が主演である。

 舞台は富山。孤児同然に育った三人の少年(8歳ぐらい)が事件を起こす。母親がわりの女性から、事件についてはなにもしゃべるな、互いに会うな、赤の他人になれときつく言われる。それから25年、それぞれ、刑事(岡田准一)、ガラス屋(柄本佑)、土建屋(小栗旬)となっており、再び出会うことになる。

 なんだかデニス・ルヘイン原作の「ミスティック・リバー」と似ている。映画化され、監督はクリント・イーストウッドだった。

 似ていたのは設定だけで、ストーリーは異なる。ガラス屋が殺される。警察による捜査が始まり、三人の関係が次第に明らかにされていく。とりわけ刑事は窮地に追い込まれていく。

 映像は暗くて不鮮明。映写条件のせいか、立山もきれいに見えない。どうしたことか。

 後半、事件はあっさり解決する。えっ、そんなんでいいのというぐらいあっけない。守るべきものがあるなどとそれぞれが深刻そうに語っていたのに、ちょっと肩透かしを喰らったような気分。

前半はおもしろかったのに、後半はつまらない。いくつかのほころびも目立った。

昨年亡くなったりりィが出ている。岡田のダメな母親役。これが最後の作品か。「リップヴァンウィンクルの花嫁」と同じような役柄である。チョイ役だが存在感がある。このリリィの姿はぜひ見ておいていただきたい。

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