NHK将棋トーナメント
こんどの9月3日、藤井四段が登場する。いつもと違って、今回は生放送にするという。録画だと放映前に勝敗が漏れてしまうかもしれない。それでは興味が殺がれる。だからライブ。これも藤井人気というか藤井フィーバーの影響である。
相手は森内九段。永世名人の資格をもつビッグ棋士である。森内九段優位と見るが、早指しである。どうなるかはわからない。どちらが勝っても勝因は”指運”となるだろう。ユビウンとはその場でのとっさの直感的判断である。
今回は二回戦だが、藤井四段の一回戦の差し回しは、若さに似ず、老獪だった。素人目の評だが、落ち着いて自陣に桂馬を打った手にそれを感じた。
自陣に桂馬がふたつ縦にならんだ(桂馬づかいのうまさは中原名人を連想させる)。相手の千田六段はそこで手を誤った(と思う)。馬(成角)を9筋に引いて自らの端攻めを遅らせることになった。こうなると藤井四段が優位になる。逆に9筋にと金を作り、さらに1筋に飛車を回し、そこから突破をはかった。飛車の突入を阻止する手はない。なすすべはなく、そこで投了となった。
うまいものである。桂馬打ちの少し前、自陣に角を打ったあたりは窮屈そうで、藤井四段が劣勢とみたが、そうではなかった。
次の手を予想しながら観ているが、当たる確率は低い、当たり前だが。それでもけっこう当たることがある。ちょっとハナタカ気分だが、どういうわけか、当たるのは、負け側の手ばかりが多い。
これって、どうして?
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