市馬、歌う
昨日の夜、チャンネルを回したら(リモコンだからチャンネルを回すは変か)、柳亭市馬のアップが映っていた。気持ちよさそうに「哀愁列車」を歌っていた。
BS朝日の「日本の名曲 人生、歌がある」という番組(再放送とのこと)。そうか、今日は歌手として出ているんだ。そうそうたる演歌歌手に混じっての出演である。本業は噺家だが、歌のうまさではひけをとらない。いい喉、伸びのいい声をしている。
市馬は落語協会の会長という要職にある。前任は人間国宝の小三治だから、後任にかかるプレッシャーは大きいが、そつなくこなしている。
あまりテレビに出ないので、「笑点」のメンバーのような知名度はないが、市馬の話芸は超一流、である。それに加えて美声である。噺に相撲甚句や船頭唄をちょっと交えれば客席は大喝采となる。
番組の後半では「男の純情」を歌った。トリは、五木ひろしとのデュエットで「旅鴉」。演歌の大御所と堂々とわたりあう歌いぶりであった。
さきごろ、東京オリンピックの盛り上げ策として「東京オリンピック音頭2020」が発表された。リオデジャネイロでながめた月が・・・となる。石川さゆり、竹原ピストル、加山雄三の三人が顔となって歌うのだそうだが、もうひとり忘れちゃいませんかと組織委員会に言いたい。
ここは柳亭市馬でしょ。もひとり加えたらどうか。
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