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2017年9月12日 (火)

「残像」 アンジェイ・ワイダの遺作

 アルテリオ映像館でアンジェイ・ワイダ監督の遺作となった「残像」を観てきた。
 第二次世界大戦後のポーランド。ナチス・ドイツの支配からは脱したものの、今度はソビエトの影響下におかれることになった。国民に対する締め付けは厳しく、自由な活動は制限された。芸術分野でも社会主義国家に貢献することが求められた。
 この映画、実話だそうだ。主人公ストゥミンスキは第一次大戦で片足を失っている(片手も不自由)が、画家としての活動を続け、若者からも慕われていた。当局からは、社会主義リアリズムに沿うような活動を強要されるが、信条に反するようなやり方を受け入れるわけにはいかない。その結果、展示ルームは閉鎖されたり、活動の場を取り上げられていく。経済的にも追いつめられていく。
 わかりやすい内容だが、ストレートすぎるような印象も受ける。ま、これが史実、現実だったということだろう。

 アンジェイ・ワイダの生涯を振り返って、代表作は何になるのだろうか。やはり「灰とダイアモンド」か。
 この映画、最初観たときはよくわからなかった。後に、終戦前後のポーランドの政治状況などを学び、ああそういうことかと幾分かは得心した。あらためて観てみた。なるほどと思う反面、主人公マーチェク(チブルスキー)の心の動きなどさらに複雑な映画だなあと感じた。それだけ深いということか。

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  ついでのひとこと

 映画とは関係ない。サンマが不漁ということだ。今年もである。近所の大戸屋のドアには、サンマ入荷なしのビラが貼られていた。

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