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2017年9月 2日 (土)

人殺しいろいろ

 映画「関ヶ原」の字幕は西暦になっている。天正何年ではなく1600年というぐあい。ちょっと違和もあるが、わかりやすい。

 家康は関ヶ原の三年後、幕府を開く。そして十数年生き、1616年に没する。

 この1616年には世界史上重大人物が亡くなっている。シェークスピアである。

 シェークスピアの生誕年と没年は覚えやすい。シェークスピアをかじったことのある人なら知っているであろう。「人殺しいろいろ」である。つまり1564~1616。家康とシェークスピアは同時代を生きた。(家康の生誕は1543年。家康の方が20年ほど長生きをした)

 戦国から江戸時代の頃、イギリスはエリザベス一世の時代であった。グローブ座で「ハムレット」などが演じられていた頃、日本は戦乱期であったが、芸能面では出雲の阿国が人気を集めていた。これが歌舞伎の原型となるわけだから、共通点がないわけではない。

 1616年に没した人物でもうひとり有名人がいる。セルバンテスである。スペインはレコンキスタ(イスラム支配から脱した)以降、キリスト教文化を開花させる一方で、世界の覇権国となった。16世紀から17世紀にかけた頃が繁栄のピークとなり、その後、没落していく。「ドンキホーテ」はそんな時代の作品である。

 1616年は特別な年というわけではないけれど、こうして歴史を横に並べてみると、違った風景が見えてくる。

 世界史いろいろである。

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