不倫のひとつやふたつ 続き
衆院選挙が終わった。気になったのは、地元の神奈川9区の結果ではなく、愛知7区の山尾志桜里さんの当落だった。接戦を制して当選した。
ま、あの程度のことで選挙が左右されるのはおかしい。男女のことは放っておけばよい。
不倫騒動に一石を投じたのは瀬戸内寂聴さんのコラムである(9/14朝日新聞)。これについては9/14の「不倫のひとつやふたつ」で書いたが、寂聴さん、95歳と思えぬほど若々しい文章だった。再度一部を引用する。
「不倫も恋の一種である。恋は理性の外のもので、突然、雷のように天から降ってくる。雷を避けることはできない。当たったものが宿命である。
山尾さんはまだまだ若い。これからの人生をきっと新しく切り開いて見事な花をさかせるだろう。それを95の私は、もう見られないのが残念。」
同じように寂聴さんに共感する人はいる。「大波小波」(東京新聞夕刊コラム)でもこの下りを採り上げ、「罪なき者は石持て打て」とイエスのことばと重ねていた。
講談社のPR誌「本」の11月号では、下重暁子さんもこの下りを引用していた。
下重さんの見解は明快。「好きになったらしょうがないでしょ」
それがどうした、とやかく言うんじゃないと、撥ねつけている。
下重さんも80を越した。たいした婆さんだと言うと叱られそうだから言わない。寂聴さんも下重さんも若々しい。素敵な女性である。
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