鶴川落語 菊之丞・遊雀二人会
昨日、鶴川落語に行ってきた。
昼夜二興業。昼席が柳家小満んと三遊亭兼好、夜席が三遊亭遊雀と古今亭菊之丞。昼夜聴くのは疲れる。どっちを聴くか。ちょっと悩む。一番聴きたいのは兼好だが、しばしば聴いている。菊之丞も聴きたい。しばらく聴いていないし。遊雀も久しく聴いてない。小満んははっきり言って聴きたくない。で、夜席にした。兼好と菊之丞の組み合わせなら文句なしだったのだが・・・。
演目は次の通り。
遊雀 蛙茶番
菊之丞 干物箱
菊之丞 野晒し
遊雀 くしゃみ講釈
「蛙茶番」はめったに聴かない。ふんどしを締め忘れた男が、芝居の舞台で派手に尻まくりをするという噺である。爆笑ものだが品はよろしくないので演じられるのは少ない。遊雀はもちろん大見得を切りながら派手にやった。
菊之丞は、高座以外の姿を大相撲で見かける。国技館では噺家専用の席がある。専用というと語弊があるが贔屓筋が持っている席である。前から三番目だから目立つ。この席には市馬、金時が常連で、権太楼や正朝が座っていることがある。そのあたりをマクラで語っていた。
色っぽい噺なら菊之丞である。若旦那ものもいい。今回は色っぽい噺はなかったが、手慣れたものである。「野晒し」のサイサイ節を歌うあたりがいい。「鐘がボンとなりゃサー 上げ汐 南サ・・・」
トリの「くしゃみ講釈」。たっぷりギャグを織り込んで愉快にやった。「くしゃみ講釈」というと権太楼がうまいが、それと劣らずの楽しさだった。
ついでのひとこと
総選挙が始まる。二三日前、新百合ヶ丘に安倍総理が来る予定だったが、急遽別の場所になった。「こんな人たち」が多く集まるらしいとのことで、新ゆりを回避した。
ふーん。こんな人たちやあんな人たちがいたっていいではないか。ふんどしはちゃんと締めているんだろうから。
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