今のままでいたいのなら、変わらなければならない
せんだっての選挙は、保守とリベラルの戦いのような図式で描かれた。わかりやすいが、そう単純なものじゃない。二つの対立の図式は肝心なところを見失うおそれがある
「今のままでいたいのなら、変わらなければならない」
イタリアの歴史を描いたヴィスコンティの名作「山猫」にあるセリフである。
流れる川の上で現在のところに止まろうとすれば川上に向かってこぎ続けなければならない。今を維持するためには多少でも努力しなければならない。なにもせずただ眺めているだけでは川下に流されていくだけである。細かいことはともかく、今のままでいたいのなら、そうであるように努力しないといけないということである。
これと似たような表現が日本国憲法にある。第十二条である。
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
自由や基本的人権は長い年月をかけて獲得したものであって、なんの努力もせずにいると、足下をすくわれ、今の自由や権利を失ってしまうかもしれないよ。だから、そうならないようにしましょうね、という憲法の警告である。
基本的人権を侵そうとする力はいつもある。目に見えない形で規制をかけようとするものもある。最近それが目立つようになった。
「世界は悪事をはたらく者に滅ぼされるのではない。何もせず見ている者に滅ぼされるのだ」
最近知ったのだが、アインシュタインのことばだそうだ
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