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2018年1月 5日 (金)

サンタクロースはいる? いない?

  

 何新聞だったかは忘れたが、クリスマスプレゼントをしてくれるのはサンタクロースでないのを知る年齢が高くなっているという記事があった。

 平均で8歳ぐらいだったものが数年延びている。なかには中学になってもサンタクロースの存在を信じている子がいるとのことだった。

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 わたしの孫に「クリスマスプレゼント、パパにもらったの?」と訊いたら、「ううん、サンタさんから」と返ってきた。8歳ぐらいのときだった。そうか、まだサンタさんの存在を信じているんだ、「サンタさんからもらったのか。よかったね」とあわててフォローしたことがあった。

 それで思い出したのが、アメリカでのサンタクロースをめぐるエピソード。有名な話なのでご存じの方も多いだろう。

 いまから100年以上前のこと。ニューヨークの新聞に8歳の少女から投書があった。友だちがサンタクロースはいないと言う。パパは、わからないなら新聞に聞いてみたらどうかというので手紙を書いた。サンタクロースは、いるのですか?

 これに対し、新聞社の記者は、サンタクロースはいるんだよと社説で回答をした。見たことがないから、いないというのは間違っている。愛とか思いやりがあるように、サンタクロースもちゃんといる。サンタクロースを見たことがないからといって、サンタクロースがいないという証拠にはならない。

 こんな調子で、少女に優しく回答した。これが話題を呼んだ。あらゆる社説の中で、もっとも有名な社説と言われるようになった。

 その社説についてはネットでも紹介されているのでお確かめください。

 冒頭の新聞では、クリスマスプレゼントがサンタさんからではないことを知る年齢が遅くなっているのか、子供同士が遊ぶ機会や会話が少なくなっているからと結んでいる。ちょっと無粋だが、まあ、そうなんだろう。

 

 ついでのひとこと

 12月生まれの子は、サンタクロースがいないことを知っている確率が高いという。

「誕生日のプレゼントをやったんだから、クリスマスプレゼントはいらないでしょ」と親から突き放されているから。

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