「八起寄席」 やっぱり、文菊、兼好
そんな中、相模大野まで出かけ、「八起寄席」に行ってきた。場所はグリーンホール。昨年も1月の八起寄席に行った。演者も昨年と同じである。この会は落語団体の4つの流派から一人ずつ出ている。こういう会は珍しい。
演者と演目はつぎのとおり。
瀧川鯉橋 蔵前駕籠
立川談修 夢の酒
古今亭文菊 熊の皮
三遊亭兼好 壷算
文菊と兼好をそろって聴けるのは嬉しい。
みな、お馴染みの演目だが、それぞれ個性があって、おもしろい。
前座が開口一番で「たらちね」をやったが、これがいまひとつおもしろくない。途中で「アーラ、わが君」というセリフがあるが、これがむくつけき男がしゃべっているようで耳障り。たぶん文菊ならたいそう色っぽい女のようなセリフになるはず。その差は大きい。
文菊は、ゆったり、優雅に、こっけいに、「熊の皮」を演じた。
もうひとりのお目当ては兼好。こちらはスタイルが違う。ひたすら明るく、テンポよく、である。
うんと笑わせてもらった。
マクラで、振り込み詐欺が流行っているとおもっていたら、今度は振袖詐欺、などとギャグを飛ばしていた。なるほどね。
鯉橋や談修も悪くはなかったが、文菊、兼好と比べると・・・ね。
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