文珍独演会
今日、「桂文珍独演会」に行ってきた。場所は多摩市民館。川崎市多摩区役所の中にある。多摩区と言えば、藤子不二雄ミュージアムと岡本太郎美術館が有名である。そんなこともあり、区役所ホールにはこんなオブジェもかざられている。
今年の落語聴き始めはたまたま文珍となった。
関西系噺家は東京でも活躍している。文枝、鶴光、雀々、吉坊、鶴瓶など。その中でいちばん好きなのは文珍である。小さなギャクを積み重ねていく笑いのスタイルはなんともおかしい。亡くなった枝雀と聴き比べてみても、間違いなく文珍の方がおもしろい。
さて今回は三席。他の演者のものは省く。
「らくだが来た!」「粗忽長屋」「猫の忠信」
「粗忽長屋」はおなじみだが、ほかの二席は知られていない。
「らくだが来た!」は文珍の新作とか。あの乱暴者のらくだが酒で暴れるという噺である。けっこうあちこちでやっているのだそうだ。
「猫の忠信」は、古典噺ということだが、高座にかけられるのは少ないという。義太夫の稽古屋のお師匠さんをめぐっての話だが、これに猫がからむ。母恋猫とでもいう物語になる。
どの噺だったか忘れたが、「酒は阿弥陀か、ため池か」というギャグが頭の隅にこびりついている。
愉快な文珍ワールドでした。
今日が聴き始めだが、今月は落語会のチケットをついついいくつも買ってしまった。映画も観なくちゃいけないから中下旬は忙しい。ということで、日は過ぎていく。
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