桃太郎さん、わたしにください
ハトに餌をやるか、あげるか、どっちが正しいかといったことを以前書いた。あの続き。
童謡の「桃太郎」には、やるということばが出てくる。
桃太郎さん桃太郎さん
お腰につけたきびだんご
ひとつわたしにくださいな
やりましょうやりましょう
これから鬼の征伐に
ついていくならやりましょう
この二番の歌詞、やりましょうをあげましょうと歌うことが多い、というか多くなっている。やりよりあげるが優位になっている。
ところがネットを見ると、あげましょうと歌っていたのに、最近の歌詞がやりましょうになっている、おかしいという内容のものもある。つまり逆だと思っているのだ。これもあげるが優位になっている証拠か。
ついでに、「ついていく」はおかしいという見解もある。桃太郎のことばだから、ここは「ついてくる」じゃなくてはいけないというのだ。ま、たしかにそうだが、それほど目くじらをたてるほどのものではない。
それより、きびだんごひとつ程度で「ついていく」というのはおかしい。たったそれっきりで、鬼退治に、である。
深くはつっこまない。童謡の歌詞なんて、おかしいところはいっぱいある。
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