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2018年2月14日 (水)

 桃太郎さん、わたしにください

 ハトに餌をやるか、あげるか、どっちが正しいかといったことを以前書いた。あの続き。

 童謡の「桃太郎」には、やるということばが出てくる。

 

 桃太郎さん桃太郎さん

 お腰につけたきびだんご 

 ひとつわたしにくださいな

 

 やりましょうやりましょう

 これから鬼の征伐に

 ついていくならやりましょう

 

 この二番の歌詞、やりましょうあげましょうと歌うことが多い、というか多くなっている。やりよりあげるが優位になっている。

 ところがネットを見ると、あげましょうと歌っていたのに、最近の歌詞がやりましょうになっている、おかしいという内容のものもある。つまり逆だと思っているのだ。これもあげるが優位になっている証拠か。

 

 ついでに、「ついていく」はおかしいという見解もある。桃太郎のことばだから、ここは「ついてくる」じゃなくてはいけないというのだ。ま、たしかにそうだが、それほど目くじらをたてるほどのものではない。

 それより、きびだんごひとつ程度で「ついていく」というのはおかしい。たったそれっきりで、鬼退治に、である。

 深くはつっこまない。童謡の歌詞なんて、おかしいところはいっぱいある。

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