香香と霍乱
昨年の12月、中国語のやりとりで面白いエピソードがあった。
中国の報道官に、香香のことを質問したら、とんちんかんな答えが返ってきた。報道官はパンダではなく、日本の外務省の杉山さんと勘違いしたのだ。
カタカナで表わすと、香香も杉山もシャンシャンになる。むろん四声は違うから峻別できるのだが、中国語に慣れない人にはそれが難しい。杉山もシャンシャンなんだと思うだけだ。
このやりとり、このあとで誤解が解け、笑い話となったのは結構なことだ。
もうひとつこれは漢字の意味の違い。
日経の文化欄の日曜のコラム「遊遊漢字学」。ちょっと風邪を引いただけ、オニノカクランだよと言うと、中国人の友人はこれがわからない。漢字で書くと、鬼の霍乱。そりゃ大変だ、クスリじゃ治らないと言う。
鬼の霍乱は、風邪など引きそうもない元気な人がたまに熱を出してダウンなんてときに使う。ところが霍乱は中国語だと、コレラになる。
コレラなら風邪どころではないので、そりゃ大変だとなったわけだ。
霍乱はコレラか。コレラって漢字だと、虎なんとかじゃなかったか。ペストは黒死病だしと思いながら国語辞典を引いてみた。虎列剌とある。虎列剌は、コレラの発音に漢字を充てただけで和製。中国では通じない。
ではなぜ、現在、コレラに霍乱の字を充てるのか。それは、ワカリマセン。
ついでに、
多くの日本人が、香をシャンと発音するのを知ったのはつい最近である。ホンならわかる。香港のホンだから。でも中国語では香港はシャングァンである。そういえば、気功に香功があるのを思い出した。シャンゴンである。
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