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2018年3月 4日 (日)

「15時17分、パリ行き」

 クリント・イーストウッドは87歳だそうだ。かなりの高齢にもかかわらず精力的に映画製作を続けている。作風も若々しい。

 今回の「15時17分、パリ行き」は、2015年に起きたイスラム過激派のテロリストによる列車占拠事件を扱ったものだ。イーストウッドぐらいの歳になると、老境を描いた枯れた映画になるものだが、そうはならない。若々しい。枯れた部分があるとしたら、その上映時間の短さぐらいか。

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「パリ行き」は1時間半ほど。その分、コンパクトにまとまっている。前作の「ハドソン川の奇跡」も同じくらいの長さだった。あれもコンパクトで、だらだらしたところがなかった。

 ちょっと驚くのは、実際にテロリストに立ち向かった青年三人が当の本人を演じていることだ。イーストウッド監督は、ヒアリングをするうちに彼らを起用することを思いついたという。

 映画は列車のシーンではなく事件の十年前、中学生のころが描かれる。はみ出しの三人は問題児扱いされ、転校せざるを得なくなるが、別れても三人の友情は続いた。スペンサーは兵役に就いてさまざまな訓練を受ける。このあたりはおもしろい。ここで身につけたテクニックとパワーが犯人逮捕の際に役立つ。いわば伏線。

 三人(あとの二人は兵士と大学生になっている)は、休暇をとってヨーロッパ旅行に出かける。ということで、事件まであと数日ということになる。そして、気ままな楽しい旅が一転する。

 冒頭、「偶然とは神が実名でサインしたくないときの別名かもしれない」というエピグラムが挿入される。まさに、偶然、出会った事件である。

 列車内での事件は、思いがけないほど短い。もっとだらだらと描くのかと思っていたら、そうではなかった。

 少し物足りなさを感じたのはテロリストの人物像である。これは一切描かれない。ま、それでいいのかもしれない。

 事実をベースにしたこの手の映画の手法として、エンドロールあたりで、過去の実際の写真や映像を挿入する手法が使われる。この映画もそうであるが、当の本人の映像が流されるのにちょっと笑ってしまう。 オランド大統領(当時)も登場する。 

 

 ついでのひとこと

洟がでる、目がかゆい。花粉症のクスリはのんではいない。かつてはクラリチンを処方してもらっていた。眠くならないクスリということだった。テレビでクラリチンの広告を流している。市販用のものも売られるようになったのか。これが効くかどうかは知らない。

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