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2018年4月10日 (火)

 「新ニッポンの話芸」 トリは馬るこ

 

 三遊亭萬橘立川こしら鈴々舎馬るこ三人会に行ってきた。ずいぶん久しぶりのような気がするが、前回は今年1月、それほど前ではない。

 前回なにを演ったのか、記憶がない。馬るこが「笠碁」で若旦那を登場させたところまで思い出した。私の記憶はその程度である。年々衰えていく。

 平成29年度の花形演芸大賞で、萬橘が金賞をとった。馬るこも銀賞だった。6月に贈賞式がある。「新ニッポン話芸」のレベルは高いという証だろう。こしらを除いては、ということになるか。

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今回の演目

 萬橘  武助馬

 こしら 宮戸川

 馬るこ 権助魚

 萬橘はとばして、注目したのは、こしらの「宮戸川」である。いつものように長いマクラ(三重県津市のまつり、無料喫煙所のエピソードなど)のあと演目に入った。

「宮戸川」は上・下に分かれている。ふつう、上しかやらない。下までやると長くなるし、下は残酷な場面があり、笑いも少ない。上で終わらせるものと思っていたが、そうではなかった。

この演目のおもしろいところは主人公・半七の霊岸島の伯父さん夫婦のやりとりである。掛け合い漫才のようにやる。ここで笑いをとるのだが、この部分はあっさり済ませ、下に入った。

 ほー、これがこしら流か。残酷な場面をさっと済ませて、エンディング。オチもあっさり。盛り上がりに欠けるが、ま、こういう「宮戸川」もあってもよい。

 トリの馬るこ。さらに太ったようみえる。スーパーカップ(アイス)に板チョコを混ぜて食べるのが気に入っているのだそうだ。そりゃ太るわ。

権助魚」は旦那の浮気をごまかすために、隅田川で採った魚を権助が持ち帰るという噺である。川なのにタラやシシャモが採れたとバレバレのウソをつく。馬るこ流は、魚のうんちくになる。タラは実はギンダラ(メルルーサ)、シシャモはカラフトシシャモと詳しく解説する。

 もひとつ。噺の中に、先だって亡くなった立川左談次の葬儀のエピソードを入れる。立川一門なのに、こしらも師匠の志らくも献花に名前がなかった。冷たいのか、しみったれているのか、おかしいとからかう。あとで、こしらは弁解していたが。

 最後は、広瀬和生さんとのアフタートーク。ここも大笑いであったが、萬橘だけは我関せずとばかり黙っている。こしらがツッコミを入れるが、萬橘は飄々と受け流す。これも可笑しいが、ことばで説明するのはむつかしい。

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