「白酒 いいね!」
殺人的暑さ、災害レベルの暑さ、命に関わる危険な暑さ、そんな中、白酒独演会「桃月庵白酒 いいね!」に行ってきた。
殺人的だの災害レベルのという表現は新聞やテレビから拾ったもの。やや大げさとも思うが、直射日光やアスファルトのムッとする照り返しにはクラクラする。
桃月庵白酒は人気若手(中堅?)噺家である。成城ホールは満席となった。暑い中、汗かきで暑苦しい風貌の落語を聴くなんて・・・風流だね。
演目は「百川」「鰻の幇間」の二席だった。いずれもおなじみの噺。
白酒の「鰻の幇間」は以前聴いたことがある。今回、どう進化しているのか。ゴチになるはずの旦那に食い逃げされたのを知って、それからの幇間の悔しぶりりが聴きどころである。腹いせであたりちらし、女中にはやたら難癖をつける。
鰻が重なっているから鰻重と言うんだ。これはスカスカ、ご飯が見える。
とっくりの絵柄が孫悟空。つきだしがザーサイ。なんで? 5年前までは中華料理屋だったって。(以前聴いた時は、中華店のギャグはなかったような気がする)
箸置きが消しゴム。コクヨって書いてある。子供の勉強机に使うな!
ま、実際に聴かないとおもしろさは伝わらないが、こんな調子で愚痴をぶりまけ、客席を笑いに包んでいく。
ということで、いつも以上に汗かき熱演。けっこうでした。
« 猛暑 鬼のごとし | トップページ | 「三十年後の同窓会」 »
「落語」カテゴリの記事
- 「八起寄席」(2024.11.20)
- 競馬好き芸人の会(2024.11.18)
- 生田寄席 今回は桂文治(2024.11.08)
- 遊雀・萬橘二人会(2024.10.21)
- 一之輔独演会(2024.10.17)
コメント