「オーシャンズ8」 ララのテーマ
「オーシャンズ」シリーズが何作目になるか知らないが、今回は初めて女性だけのグループになっている。
ニューヨークメトロポリタン美術館で開かれるファッションショーでモデルのつける時価1億5千万ドルのネックレスを盗み出すというお話。出演は、サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイなど。濃いキャラの女優陣である。
テンポがいい。メンバーの集め方、これはプロジェクトチーム型映画の定跡(七人の侍がモデル)。凝った仕掛け、作戦。スリリングな実行。手馴れた手法である。
この手のものでは、思いがけないトラブルが発生して窮地に陥るのだが、思いのほかスムーズに進む。ちょっとあっけない気がしないでもない。
メンバーは8人。黒人、東洋系もメンバーに入っている。これもハリウッド映画のお決まり。
シリーズの原型は1960年のフランク・シナトラ一家が出た「オーシャンズと11人の仲間」だが、当時としては珍しい布陣となっていた。黒人俳優が入っている。サミー・デイビス・ジュニアね。
流れる音楽はけっこう古い曲が使われている。「ララのテーマ」。おお、「ドクトル・ジバコ」じゃないか。華やかなシーンで流れる。
それなりにおもしろかったが、もうひと捻り、ふた捻りがあってもよかったんじゃないかな。
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