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2018年9月 4日 (火)

「志の輔らくご」 コントと浪曲と落語

 

 一気に秋がきた。寄席の季節だ。関係ないか。

昨夜は「志の輔らくご」に行ってきた。

 Shinosuke131
 成城ホールでやるこの会は志の輔の落語だけではない。色物がある。今回は浪曲もある。

 ぺぺ桜井 ギター漫談

 すわ親治 コント

 玉川太福 浪曲

 ぺぺさんはおなじみの漫談。冒頭、「大阪で逃げていた男が捕まりました。嘘です」と笑わせる。82歳になるとか。元気だ。姿勢がいい。まだまだ現役を続けることができるんじゃないだろうか。

 すわ親治のコントは初めて観た。オチだけで勝負するというナンセンスコントである。これから何か始まるぞと見つめていると、そのまま終わってしまうのもある。肩すかしを食らう。それが笑いとなる。

 玉川太福は若手浪曲師。浪曲は国本武春が数年前亡くなって、これで火は消えてしまうんじゃないかと思ったほどだが、玉川菜々福など若手が育ちつつある。講釈(講談)が神田松乃丞の人気で盛り上がっているように、浪曲もそうなってほしい。

 私は講釈より浪曲が好き。三味線と唸りのデュオがいい。

 今回の太福の演目は「おかず交換」という新作。作業服を着た二人の男が、昼の弁当のおかずを交換する、ただそれだけの話。ナンセンスコントを浪曲にした思えばよい。ばかばかしいから笑える。こういう新作があってもよい。

壷坂霊験記」や「天保水滸伝」だけでは若い人を引きつけることはできない。たとえば、時事ネタはどうだろうか。「尾畠カリスマボランティア」とか。行方不明の幼児を見つけた人のこと。

 頃は8月中のころ、夏とはいえど片田舎・・・と、唸れば、客は喜ぶ。

 さて、中入り後、本命は志の輔の一席。前から三番目の席だったので、よく見えた。

 マクラは風流について。玄侑宗久さんから聞いた話などいくつかのエピソードをまじえて、「茶の湯」に入った。なるほど、この噺には「風流だねえ」というセリフがある。

 「茶の湯」はポピュラ―な演目で、これまで何人も、いや10人以上は聴いている。それぞれちょっとずつ視点が違う。茶碗の回し方も違う。そこが落語の妙味なのだが、たとえば権太楼は無邪気な雰囲気を醸し出す。一之輔もその系列だが、少し現代風である。鯉昇は大袈裟にやる。

 志の輔バージョンは丁寧で、細部まできちんと描写が行き届いている。ユーモアだけでない志の輔の芸である。ガッテンしました。

 終わった後、プロ野球の始球式をやると語っていた。あす5日の富山だ。

 そのころは、台風は抜けている。たぶん。

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