無料ブログはココログ

« おかしなメール | トップページ |  佐山雅弘さん逝く »

2018年11月14日 (水)

NEXT!立川流

 

 立川流の若手落語会に行ってきた。立川志の太郎立川笑二立川寸志の三人会である。いずれも二つ目。

 成城ホールは50人ほどの入りだった。客が少ねえ! ハズキルーペをかけても客は増えない! とでも叫びたくなった。

そこそこの実力は持ちあわせているが、名は売れてない。芸術協会の「成金」に比べると人気がない。しょうがないか。

 Next31
  立川流でも師匠が違う。志の太郎は志の輔の弟子。笑二は談笑、寸志は談四楼の弟子である。いずれも入門して7、8年だが、年齢は違う。笑二は30前、寸志は51歳になる。入門が遅かった。

 今回の演目

 笑二   宿屋の仇討ち

 寸志   片棒

 志の太郎 紺屋高尾

 いずれも大ネタ。力が入る高座になるはずだが、客が少ないのは残念だ。とりわけ「宿屋の仇討ち」と「片棒」はにぎやかさを身上とする。過剰に演るほど拍手と笑いを呼ぶ。

 割れんばかりの拍手はないものの、笑二も寸志も元気よく演った。笑二は歳より老けてみえるのはそれだけ実力があるということ。寸志が若くみえるのは付き合う仲間が若いからか。

 うってかわって「紺屋高尾」はしんみりした人情噺である。紺屋の職人が吉原のトップ花魁に恋をし、思いがけずその恋がかなうという逆シンデレラ・ストーリー。ふつうではありえない。

 高ちょっと尾太夫がなぜ一介の紺屋の職人・久蔵に惚れるのか。この噺のキモは、ありえない恋が実るのをどう観客に納得させるかにある。噺家の力量が問われるところである。志の太郎はふつうにやった。そこそこにはうまい。二つ目ならそれでよいが、真打ちになって名人上手と言われるようになるためにはもの足りない気がする。

 家に帰って談春の「紺屋高尾」の吉原の場面を聴いてみた。聴き比べると違いがよくわかる。久蔵のことばやしぐさが違う。談春の方が素直に受け入れられる。

 志の太郎は、今後どれほど談春のレベルまで駆け上れるのか、注目しておこう。

« おかしなメール | トップページ |  佐山雅弘さん逝く »

落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: NEXT!立川流:

« おかしなメール | トップページ |  佐山雅弘さん逝く »