冬至 日の入りがいちばん早い日ではない
あさって12月22日は冬至である。一年でもっとも昼間の時間が短い。
だからといって、日の入りがいちばん早いというわけではない。この日の日没は、東京で16時32分。12月上旬はこれより4分ぐらい早い。
日の出は冬至より遅く、12月末あたりがもっとも遅い。
12月の半ばを過ぎると日が長くなったような気がするが、この感覚は間違ってはいない。
生物、とりわけ植物は敏感で、温度にかかわらず、冬至を過ぎると、日が長くなったことを察し、芽吹きの準備を始める。つぼみを膨らませる。
ところで、来年は天皇が代わる。秋の新嘗祭は大嘗祭になる。新嘗祭は11月23日ごろに行われるが、本来は旧暦で実施すべきで、おおむね冬至と重なる。
以前、神嘗祭と新嘗祭の区分がよくわからないと書いたことがある。豊穣を神に感謝する儀式を二度も行うのはなぜか。
もともと豊穣を神に感謝するのは神嘗祭の儀式で、新嘗祭は新年を迎える儀式ではなかったか。そんなふうに思っている。
冬至にはゆず湯に入るとかカボチャを食べるとかいう風習がある。
わたしの場合、例年この時期、にんじんを食している。万福寺にんじん。ゴボウのように長くて赤いにんじんである。わがまち麻生区では家庭菜園を中心に栽培されている。冬至の翌日23日には、万福寺ニンジンの品評会と試食会がある。そこでにんじん料理を味わっている。
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