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2018年12月 6日 (木)

 「斬、」  バサッ! と斬る

 

 このところ週二ぐらいのペースで映画を観ている。おもしろいものもあれば、ま、そうでなおものもある。

 川崎市アートセンターで塚本晋也監督の「斬、」を観てきた。「野火」に継ぐ塚本監督作品である。

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 時代は幕末の片田舎。設定はよくわからないが、杢之進(池松壮亮)は浪人(塚本晋也)に誘われて江戸から京都を目指そうとしている(新撰組にでも入ろうとしているのか)。村にはならず者連中が来ており、彼らと対立することになる。犠牲者が出て、さらに殺しあいとなる。

 斬り合いが壮絶。極限まで追いつめようとする者が極限に追いつめられる姿を描いている。緊迫感あふれる映像になっている。

 極限に追いつめられる人間の姿を描くのは前作「野火」の延長にある。塚本晋也はスコセッシ監督の「沈黙-サイレンス-」で磔にされる男を演じていた。波に晒され命が尽きていく姿は過酷きわまりない演出であった。それを思い出した。

 気になったのは、音響である。剣を振るったり、交えたりする音が過剰なのだ。バサッとかビューンといった劇画のような擬音が響く。緊迫感はあふれているが、やりすぎの感がある。もう少々静かなシーンがあってもよい。しかし、この音響がいいんだ、という意見もあるかもしれない。

 

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