「赤い雪」 暗いぜ。
「ジュリアン」か「赤い雪」。「ジュリアン」たぶんアートセンターでもやるだろうから「赤い雪」を観ることにした。予備知識はない。
画面がやたら暗い。内容は、家を飛び出した少年を兄が追いかけるが見失う。行方不明となり、警察も捜査に乗り出すが、行方はわからない。一人の女が捜査線上に浮かぶが黙秘により事件の解明にはつながらなかった。
あれから30年、少年の兄(永瀬正敏)は漆職人となっている。ルポライター(井浦新)が事件を掘り起こそうとする。疑われた女の娘のゆくえがわかった、娘は真相を知っているはずと語る。
といったストーリーだが、画面だけでなく内容も暗い。人間関係もよくわからない。しだいにそれも時ほぐれていくが、わからない暗い場面が続くだけで、映画的な興味は増さない。
監督は甲斐さやか。初監督とのことで、勢い込んでいる。役者もそれに応えているのだが、空回りをしているようにも思う。
はっきり言って、ツマンネエ。
ついでのひとこと
友人が亡くなった。なんとかかんとか低血圧症とかでふらふらするので外出しないと語っていたけど、まさか死に至るとは思ってもみなかった。ま、70過ぎりゃ、死はどこにでも転がっている。
黙とう。
むかし、長嶋さんが「黙とうの音頭をとります」うんうんと語ったという。ほんとかどうかは知らないけど、ナガシマさんならやるんじゃないかと思わせるエピソード。
賑やかに一本締めで送るのもよいか。
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