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2019年3月 7日 (木)

鯉昇&さつまもん

  

 昨日は、落語のダブルヘッダーになった。

 たまたまそうなった。昼からは「瀧川鯉昇独演会」(生田寄席)、夜は「さつまもん」(成城ホール)。家人はあきれるが、たまたま重なっただけ。

 

 鯉昇落語のおもしろさは、緩やかなおとぼけにある。ほんわかとした遠赤外線のような笑いにある。

 今回は、たっぷり三席だった。

  餃子問答

  粗忽の釘

  二番煎じ

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  マクラはふるさと浜松ネタをたっぷり、その延長で餃子の話。噺は「蒟蒻問答」の変化球、「餃子問答」だった。おまえのところの餃子の具はこのぐらいか。冗談じゃない、こんなにいっぱい入っている・・・といったような問答になる。

粗忽の釘」も変化球だった。壁に釘を打つが、そこに掛けるのを箒ではなくロザリオに変えた。ロザリオ(十字のネックレス)か。この落差というか、取り替えが鯉昇流である。笑える。

 血圧が高いので熱演はしないようにしているとマクラで語っていたが、それは冗談、客席は熱演に応え、爆笑の連続だった。

二番煎じ」は、オーソドックスに演じた。しかし細部にいくつもの工夫が凝らしてあった。変化するというか進化している。さすがだな。

 ことば、しぐさ、表情から醸し出される鯉昇師匠の可笑しみは絶品である。

 

さつまもん」は鹿児島出身の会である。「立ったり座ったりの夕べ」というサブタイトルがついている。松元ヒロはスタンダップ芸人、あとの二人は噺家である。

松元ヒロは鹿児島実業陸上部出身。実業の自虐ネタがある。

彦いちは長島出身。「長島の満月」という自伝的新作を聴いたことがある。

桃月庵白酒は実家が鹿児島の洪水で流されたというマクラを聴いたことがある。

ということでさつまもん。

 Satsumamon51 松元ヒロはいつものように政治批判。安倍さんのアメリカべったりの姿勢を批判。君が代をアメリカ国家のメロディで歌う。うまいものだ。こういうネタをお茶の間、つまりテレビでみたいものだが、これは、ま、ダメだろうな。だからライブでということになる。

 彦いちはマクラで小噺をいくつか。演目は新作。「舞番号」。自分のマイナンバーを削除してしまった男の話。よくできていたが、後半はよくわからない部分もあった。練り上げるとおもしろい噺になると思う。

 白酒は楽屋風景のマクラ。自慢話はしてはいけない。自虐ネタとか失敗談が受ける。ま、そうだろうな。謙虚さである。演目は「お茶汲み」だった。花魁と客の駆け引きを描いた古典噺である。こまかなことは省略。

 とにかく笑いっぱなしの一日だった。夜、雨になったが、気分は雨上がりのように爽快だった。

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