「バンブルビー」
「バンブルビー」を観ようか、それとも「ダンボ」にしようか、ちょっと迷って「バンブルビー」にした。いままでのトランスフォーマーとはひと味違うということで、こっちにした。
トランスフォーマーたちの派手な格闘シーンで映画は始まる。闘いに敗れ、声と記憶を失ったトランスフォーマーが地球に逃げ延びる。時代はむかし、70年代か80年代あたり。18歳の孤独な少女チャーリーはもらった黄色いフォルクスワーゲン(ビートル)がロボットに変身するのを知る。「バンブルビー」と名付ける。
要するに、孤独な跳ねかえり娘とひとりぼっちのトランスフォーマーの友情というか、恋人のようなつながりを描いたものだ。さらに言うと、父を失い、母親と弟で暮らす家族の絆を描いたものだ。古くさいテーマなんだよね。
考えてみれば、ハリウッドもの、ドンパチぶっこわしのスペクタクルであろうと恋愛ものだろうと、家族は一緒、絆で結ばれているといったテーマのものが圧倒的に多い。
家族は煩わしいもの、束縛の元凶といったものはきわめて少ない。インディー系はアンチ・ハリウツドが多い。
俯瞰すると、ハリウッドは保守的なのだ。
ついでの令和
新聞やテレビは、令和ネタであふれている。一度聞けばわかることを繰り返し伝えている。つまらない。他にネタはないのかよ。
そのなかでなるほどと思ったのは、手話ではどう表現するかという記事。
指をすぼめて上の方に向ける。指を開きながら前に突き出す。梅が開くようなしぐさになる。なるほど、万葉集ね。
指を開きながら上に持ち上げてはいけない。それでは、パーになる。
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