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2019年5月17日 (金)

歌之介が圓歌を襲名  

 歌之介が圓歌を襲名した。その襲名披露の会(国立演芸場)に行ってきた。
 先代の三代目三遊亭圓歌は二つ目の頃から爆発的人気を博した。林家三平と並ぶ爆笑王であった。年輩者は、やまのアナアナの歌奴というイメージの方が強いかもしれない。
 1905nakaseki1 その四代目の名跡を歌之介が継いだ。歌之介は東京ではあまり人気がない。九州ではダントツの人気がある。鹿児島の出身。薩摩弁が抜けない。で、薩摩弁を隠さず、というより薩摩弁を売りにした新作爆笑落語を演じている。写真は開演前の演芸場。赤富士の緞帳に四代目圓歌のスポットが重ねてある。
 Dsc_0796-1 披露の口上は中入り後にあった。一門の歌司歌る多歌奴、それに落語協会会長の柳亭市馬が並んだ。
 今回の主な演者と演目を記しておくと、歌奴は「新聞記事」。いつも明るく元気な語りである。聴いていて気持ちがいい。
歌る多は女性噺家の筆頭。落語協会の理事でもある。演目は「つる」。これもおなじみの噺。客席にツッコミを入れながら、笑いをとる。うまいものだ。
 市馬会長はなにをやるか、軽い噺だと思っていたら、大ネタ「三十石」だった。でも、短縮版。舟唄の場面だけはたっぷり演じた。いつもながらの名人芸である。
 落語以外では、アサダ二世の脱力系のマジックが見逃せない。いつも「今日はちゃんとやりますから」と語り、ぼけたっぷりのマジックをやる。緊張をほぐす。とぼけた味わいは一級品である
 歌司と主役の圓歌の落語は、それぞれ、いちおう「朝まで麦茶」「母のアンカ」という題はついているが、長いマクラのようなもの。小さなギャグを積み重ねたものだが、これが可笑しい。笑わせる。手慣れたものだ。
 先代圓歌は、家庭の小さなエピソードを積み重ねて「中沢家の人びと」を演じてきた。四代目圓家の「母のアンカ」も母の思い出を中心にした新作噺である。これを人情噺としてどう完成させ、圓歌の代表作としていくのか、楽しみでもある。

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