「町田くんの世界」
「町田くんの世界」は少女コミックが原作という。少女コミックなど読む気もしないし、高齢者には似合わない。観てもツマラナイとなるかもしれないが、監督は石井裕也。いまどき珍しい35ミリフィルムで撮ったというから、どんなものか、そこそこは楽しめるんじゃないかと思った次第。
ヒトに親切な高校生の町田くんが主人公。ラザロのようにやさしい。しかし周りの空気は読めないから孤立している。運動神経も鈍い。もう一人の主人公・猪原さんもバリアをはり、周りとは一線を画している。自分をうまく表現できない。そんな二人が好きと恋するの違いは何かなどとぼんやり考えながらつきあっていく姿を描いている。もちろんそれぞれの家庭も。
少女コミックはこういう世界を描くものかとすこし納得した。オレたちの若い頃とは違う。どう違うか、それはうまく表現できないのでやめておく。
主演の二人は新人。脇を固めるのは役者ぞろい。前田敦子、大賀、杉咲花など。高校生役はちょっとという気がしないでもないけれど、それぞれ演技が光る。
ということで、現代の日本のラザロは、こうして幸福になる。
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