年寄りは読むな!
目が悪くなった。
老眼になって久しい。それに白内障もすすみ、定期的に通う目医者から「そろそろ手術を考えた方が・・・」と言われたのはつい先だって。
たしかにぼやける。夜空を見上げれば、ピンボケの月。久しく星のまたたきなど見たことはない。
困るのは読書。老眼鏡が手放せないことは言うまでもない。寝ながら本を開くなんてことは遥かむかしにやめた。
古い文庫本が読めない。ひとむかし前の文庫本は活字が小さすぎて、数行で投げ出したくなる。若いころはへっちゃらで読めたのに今はダメだ。(写真は古い文庫本。再読をあきらめた)
本だけではない。活字の小さい雑誌が多すぎる。保証書の約款か、オマエ等は。字が小さくて読めない! と叫んで、ハズキルーペを掛けたって読めない。
年寄りが読むのを拒んでいる。オールドは無理でっせ、と言われているようで不愉快になる。
映画のパンフレットも活字が小さいだけでなく、黒地に白抜き、網かけ写真の上に文字を乗せたりしている。読むのに苦労する。若いグラフィックデザイナーは文章内容よりデザインを気にしている。困ったものだ。
新聞は活字を大きくしてきた。一段あたりの文字数を削り、なんとかジジババにも読めるよう工夫してきたのは評価する。その一方で、ジジババなど読まなくてもいいとする雑誌があふれているんだよね。
それで購読をやめた雑誌がいくつかある。雑誌は不況といわれるが、ジジババを逃がさない工夫が足りないんじゃないか。
死ぬまでセックスを特集する週刊誌がある。ならば、死ぬまで読書ができるような雑誌がほしい。
ついでのひとこと
友人が誤ってハズキルーペに尻もちをついてしまった。壊れたそうだ。CMはウソだと怒っていた。ケツ圧が高かったからじゃないのと皆で笑った。でも、あのCM、おかしい。若い女性がスクワットのように触れているだけじゃないか。
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