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2019年9月 5日 (木)

生田寄席 正朝独演会

 珍しく落語が続く。

 生田寄席に行ってきた。今回は春風亭正朝。前回やったのはいつだったか。2年ほど前か。演目のひとつは覚えている。「宗論」。

 途中で賛美歌を歌う場面がある。「慈しみ深く 友なるイエスは・・」というあれ。歌い出したら客席からも歌う声があがった。「それなら一緒に歌いましょう」と正朝さんのかけ声とともに、場内合唱になったことがある。狭い会場ならではハプニングである。

 今回は三席。

 「蔵前駕籠」

 「目黒のさんま」

 「へっつい幽霊」

 正朝さんの噺は、丁寧でわかりやすい。適度にギャグを盛り込んで明るくやる。それほど落語になじみのない人でも楽しめる。たとえば、蔵前通り、現在と昔の蔵前通りは道が違うとか、へっついについてきちんと解説する。初心者に親切である。

 66歳というから大ベテランであるが、どんな軽い噺でもおろそかにやらないところがいい。

 写真は終演後のおしゃべり。

Dsc_1043-1   今回は前座についても触れておく。開口一番は春風亭朝七だった。一朝さんの弟子。「たらちね」をやった。上手いものだ。並の前座ではない。風貌はソース顔。ヘアカットも今風。六本木あたりを歩いていそう。

 まもなく二つ目だろう。楽しみな人材である。ほかの演目も聴いてみたい。

 

 

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