イノシシ 走る
台風19号は広域で被害をもたらした。
被災地は大変だったろうが、ちょっとホーッと歓声をあげたテレビの映像があった、イノシシの群のギャロップである。
10頭ほどのイノシシが懸命に川を泳ぎ、そして疾走する。すげえ! ひたすら走る姿はほほえましくもあった。
15号、19号と続く台風はたいへんな被害をもたらした。野生動物にとっても同様である。
考えてみれば、イノシシとっても大変な年となった。豚コレラの広がりで、ブタと同じ仲間のイノシシも感染源になるから駆除の対象となっている。
毒入りの餌をばらまいてイノシシに食わせるようにしている。このままだと、地域によってはイノシシは絶滅するかもしれない。
それで思い出したのが狂犬病。狂犬病の広がりを防ぐために、野犬を駆除した。毒入りの餌をばらまいた。これを食べた野犬は死んだ。それはそれでよかったのだが、ついでにほかの野生動物も犠牲となった。
ニホンオオカミが消えたのは、山間部の縮小などいくつもの理由があげられるが、この狂犬病対策による毒入りの餌が決定打となったとの説がある。あまり知られていないが、覚えておいてよい。
話は変わって、月見。
先日、岡上(麻生区の飛び地で農地が残っている)の旧家で、お月見の行事を再現してもらった。写真がそれ。ススキやダンゴのほか、里芋、柿、栗、薩摩芋、豆腐などを供える。
豆腐をそのまま供えるには珍しいと思うが、どうだろうか。この地域では昔からそのようにしていたのだそうだ。
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