是枝監督、井浦新さん来場
「しんゆり映画祭」に波風がたっている。
上映候補になっていた「主戦場」の上映がとりやめになったことである。
若松プロは、これに抗議して上映予定であった「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」と「止められるか、俺たちを」の上映を中止した。引きあげたというべきか。
二ヶ月前ほどの映画祭の会議で、川崎市の側から上映についての懸念があったことを知った。そのとき、わたしは次のように発言した。
「この映画を観ていない。この機会にぜひ観てみたい。観てないと何も言えない。上映後に、映画についての感想とか意見を述べる討論会を開いてはどうか。もし、上映に対する抗議があれば、そのときそれなりの対応をすればよいのではないか」
表現の自由は当然のことだから、それを大仰に押し出すことはない。淡々と上映すればよいと思ったのだが・・・。
この間の経過については映画祭のWebサイトをご覧いただきたい。
朗報もある。
本日、19時から是枝裕和監督の初期の傑作「ワンダフルライフ」の上映があった。それに急遽、是枝監督が来てくださることになった。井浦新さんも同席。上映前に挨拶があった。挨拶の趣旨は、今回の「主戦場」の取りやめに対する批判だった。当然のことだろう。
とりあえず、以上報告。
あれこれあるけれど、「しんゆり映画祭」は11月4日まで開催される。Webサイトをご確認の上、ご来場いただきたい。
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