武漢封鎖 ウイルスをねじふせる
新型コロナウイルスによって武漢が封鎖された。出るも入るもダメ。1000万人もの人口を抱える都市を封鎖するなんて可能なんだろうか。
アルベール・カミユの『ペスト』を連想させる。ペストの流行によりアルジェリアのある街が封鎖される。その中でうごめく人間模様を描いた小説である。封鎖がどのくらい続いたか忘れてしまった。40日ぐらいか。ペストは終息し、街はもとの姿に戻っていく。
40日というのは根拠がある。空港などにある検疫所をカランティンという。語源は40。40日も検疫で隔離すれば流行病は収まるという経験則からきている。
武漢もそのぐらい閉鎖されることになるのか。市民生活は大変だろう。邦人はチャーター便で帰国できるが、武漢市民はそこにとどまり窮屈な生活を強いられることになる。
ある在日中国人によると(その人の親類縁者には医師が多い)、いま、多くの医師が武漢に送り込まれているという。要請という命令である。断れば生涯昇進はなくなるので応じざるを得ない。
ニュースによると、1000人収容できる施設を10日間で作ってしまうという。現場では、重機が早送りのフィルムのように動き回っている。すごい突破力である。
指名であれ志願であれ、特攻隊のようなグスコーブドリを多数武漢に送り込んでいる。それが、今の、ウルトラ大国・中国である。そうやってウイルスをねじり伏せようとしている。
2月に中国に行く予定である。もちろん武漢ではない。ヒトに話すと、やめとけ、アホか、無謀、と言われる。無謀、そんなことはわかっている。でも、検疫の現場を観てみたいと思わないかい?
そう思っても、旅行を取りやめにせざるを得ないかもしれない。旅行会社の判断もある。
まもなく節分。鬼は外、福は内。ウーハン(武漢)にもうイ―ハン加われば跳満になるんだけどね。
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