あれから9年 東京タワー
あれから9年になる。
大震災の周辺を描いた映画はたくさん作られたが、真っ正面からゲンパツを取り上げたのは「Fukushima50」が初めてだった。それだけ時間が経過したということか
いくつものことが浮かぶ。身辺で起きたことも思い出す。東京にいたから直接の被害を見たわけではないけれど、強く眼に焼き付いているのは東京タワーである。タワーのてっぺんが曲がってしまっていた。勤め先が港区芝だったので、いつものようにてっぺんを眺めていた。(写真はウィキペディアの載っていたもの)
札の辻から東京タワー方面を眺める構図は「三丁目の夕日」と重なる。しばらくして修理されてしまった。東京タワーは電波塔としての役割は終えてしまっており、取り壊しも議論されたようだが、芝界隈のランドマークとして残されることになった。曲がったままで歴史遺産として残される方がよかったと思う。
スカイツリーと比べると、地下にしっかり根を張っているようにみえる。この先、どれぐらい建ったままかわからないが、何百年もすると屋久杉のようになるのかもしれない。
何百年もつかねえ、という議論もあろうが、けっこう長く耐えられるような気もする。
東京タワーの鉄筋にはなにやら呪い込められている。あの鉄は、アナタはご存じかどうか知らないが、因縁の鉄くずで造られている。朝鮮戦争で戦った戦車をつぶして鉄の塊にした。その良質な鉄でタワーの骨組みはできている。ヤワな鉄ではない。
ついでのひとこと
東京タワー よかっタワー・・・といつも歌っているのは、寒空はだか。知らない?
知名度は低い。売れない芸人だもね。
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