「ジュディ 虹の彼方に」
写真はイオンシネマで掲示されていたもの。新型ウイルス対策として座席を一席ずつ空けて販売するという内容である。濃厚接触を避ける策として納得できる。大相撲の無観客試合よりはよい。まねたらどうか。
でも、恋人同士や家族連れはどうなのよと思うが、実際どうなんだろう。
さらに、休校中の小中高生はご遠慮いただく場合がありますとある。ふーん、チケットは売らないわけではないが・・・禁止じゃないからねというあいまい表現。軽い要請にとどめておくということだろう。
「ジュディ 虹の彼方に」を観てきた。客は少なかった。一席ずつ空けてチケットを発券していたのか、よくわからなかった。
ジュディ・ガーランドの最晩年(47歳)を描いたものだ。ジュディ役のレネー・ゼルウィガーはハアカデミー主演女優賞を受賞した。彼女は「ブリジット・ジョーンズの日記」で一躍有名になった。
二人のこどもを育てているが、借金返済のため、子を先夫にあずけ、ロンドン公演にでかける。念のために付けくわえと、ジュディにはもうひとり子がいる。ライザ・ミネリ。彼女は成人し、舞台デビューしている。映画ではそっくりさんがちょっとだけ登場する。
二歳の頃から舞台にたち、「オズの魔法使」で世界的な人気を博し、トップスターとして活躍してきた。しかし睡眠時間を削っての日々で睡眠薬などの薬でぼろぼろになっていった。太らないよう食事制限も強要されていた。そんな17歳当時のくたびれた時の様子が映し出される。
圧巻はラストシーン。余計なことは書かないけれど、感動的である。
まわりの助演者たちもいい。これも見逃してはならない。マネジャー役の女性、ファンの二人の男、印象に残る。
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