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2020年4月11日 (土)

 2020落語のゆくえ

 3月4月は予定していた落語会がすべて中止あるいは延期となった。チケットは払い戻しとなった。この分だと5月上旬もぶっとぶ。

 噺家はフリーランスだから、落語会がなくなれば、釜のふたが開かなくなる。テレビで稼ぐ志らくなどは安泰だが(家庭は安泰かどうかは不明)、総じて大減収。真打ちだってコンビニでバイトをしなければならないかもしれない。

 落語会がなくなればファンもイライラする。その分、小遣いは減らないけど・・・。呑み会もねえし。

 まったく落語から離れていたわけではない、ウォークマンで聴いていた。夜中に目を覚ますとイヤフォーンを装着する。若い頃の(といっても50代から60代にかけてだが)小三治がいい。さすが人間国宝。枝雀は「貧乏神」はめちゃくちゃ面白いが、さほどではないものがいくつもある。喬太郎志の輔市馬は聴き飽きた感があるけれど、久しぶりに耳にすれば心浮き立つ。

 無観客で落語をライブ発信するという試みがなされている。聴いたことはないけれど、あれはだめだろうな。落語は観客の拍手や笑い声とともにあるものだから、盛り上がらない。談志だって無観客でのスタジオ録音したものはおもしろくない。落語はライブよ!

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 広瀬和生さんの『21世紀落語史』を読んだ。サブタイトルは「すべては志ん朝の死から始まった」。表紙が笑える。茶髪というより紅毛長髪の広瀬さんの全身が写っている。落語会にいくと、後ろ姿で、広瀬さん、いる! とわかる。

 志ん朝は2001年10月に亡くなった。そうか9.11の直後だったんだ。それからの落語界の出来事を描いている。内容の半分ぐらいは知っている。ああオレもそこそこの落語通なんだと確認する。といっても談志の晩年のいくつものエピソードなどは知らないことも多かった。

 広瀬さんは噺家を誉めるばかりで悪口は書かない(悪口を書きたい噺家は採り上げない)。だから、この本を読むと目に毒というか、落語をますます聴きたくなる。早くライブで落語を聴きたい! 

 ついでのひとこと

 志ん朝が死んだのが2001年。談志が死んだのが2011年。

 2021年には・・・。

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