無料ブログはココログ

« 無観客で落語 | トップページ | 西郷さんのドーダ »

2020年5月 9日 (土)

岡上まで散歩

 岡上まで歩いた。我が家からは1時間ぐらい。

 麻生川に沿って歩けば、車の出会うことはほとんどない。人も少ない。途中で川から離れると鶴見川にたどり着く。そこから先が岡上になる。

 岡上は川崎市(麻生区)の飛び地である。なぜ飛び地になったか。ちゃんと説明すると長くなる。乱暴にひとことで言っちゃうと、横浜市とは一緒になりたくなかったからだ。明治の市町村合併の際、村民の合議で川崎市に入ることを選んだ。

 飛び地だから、途中町田市を横切ることになる。そこ(三輪町)にあるのが高蔵寺石楠花(シャクナゲ)で知られている。ちょっと立ち寄った。花の季節は終わっていた。例年より早い気がする。写真は残り少ないその花。

Dsc_1460-1

 岡上は今も農業を営む家が多い。そうした旧家の敷地は広く、緑であふれている。もちろん田圃、畑、果樹園も残っている。その一方で、新たな住宅開発も進んでいる。

  最寄り駅は小田急線の鶴川駅。ここは町田市になる。小田急線の線路は川崎市になったり町田市になったりしている。

 駅前に本屋があったのを思い出す。ここはやっているのだろうか。行ってみると営業していた。新百合ヶ丘では有隣堂が唯一の本屋だが、いまは休業している。

 なんだなんだ、ここにくればよかったんだ。特別快速が停まる駅より各停の駅に本屋があるのは奇妙だ。こっちの町の方が文化的だ。

 それほど広い店じゃないからたいした本は置いてないが、ないよりまし。雑誌と新書を買った。

 新宿の紀伊國屋書店は再開した。たくさんの人が押し寄せたそうだ。

 それにしても窮屈だ。息苦しいのはマスクのせいばかりじゃない。

 ふと、セリフが浮かんだ。

いやな渡世だなあ」 都政じゃないよ。

 

 

« 無観客で落語 | トップページ | 西郷さんのドーダ »

世事・世の中」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 無観客で落語 | トップページ | 西郷さんのドーダ »