無料ブログはココログ

« 『人生は喜劇だ』  「話の特集」の時代 | トップページ |  70過ぎたら »

2020年8月21日 (金)

藤井聡太の棋風 薪割り流

 すごかった。藤井聡太棋聖が木村王位からストレートで王位を奪取した。

 怒濤の寄せであった。すごい。

 開始前は4勝2敗ぐらいで勝つと予想していたが、ストレート勝ちとは・・・すごいとしか言いようがない。(ここまでで、すごいを3回も使っている)

 今回の封じ手は8七同飛成であった。これしかないと思っていたら、その通りだった。薪割りのような豪快な指し手。勢いこうなる。これが藤井流。

Dsc_1626

 かつて佐藤大五郎という棋士がいた。豪快な棋風は薪割り流と呼ばれた。大五郎? そんな棋士など知らないという人が多くなった。大五郎といえば、子連れ狼か焼酎のブランドぐらいしか思い浮かべない。藤井二冠はその大五郎薪割り流の一部を引き継いでいる。

 私は木村王位(前王位というのが正確)のファンである。受けの名手といわれるが、攻めも話術も一流である。藤井二冠は、なんども書くが、中学高校の後輩だから、もちろん大ファンである。どっちも勝っもらいたいがそういうわけにはいかない。

 昨日の朝日新聞の川柳欄にこんな句が投稿されていた。

 こんどだけはどっちも応援する将棋

 そう、そうなんだよね。こういうファンは多いのではないか。

 それにしても、藤井聡太は、ス・ゴ・イ。

« 『人生は喜劇だ』  「話の特集」の時代 | トップページ |  70過ぎたら »

世事・世の中」カテゴリの記事

コメント

下手なうちは王より飛車を守るなんていいますが、一日目の封じ手で
飛車を切るとはスゴイ。あれで木村の陣形を乱し、あとは詰将棋。
放心さんも、これしかないとは相当な腕なのですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『人生は喜劇だ』  「話の特集」の時代 | トップページ |  70過ぎたら »