藤井聡太の棋風 薪割り流
すごかった。藤井聡太棋聖が木村王位からストレートで王位を奪取した。
怒濤の寄せであった。すごい。
開始前は4勝2敗ぐらいで勝つと予想していたが、ストレート勝ちとは・・・すごいとしか言いようがない。(ここまでで、すごいを3回も使っている)
今回の封じ手は8七同飛成であった。これしかないと思っていたら、その通りだった。薪割りのような豪快な指し手。勢いこうなる。これが藤井流。
かつて佐藤大五郎という棋士がいた。豪快な棋風は薪割り流と呼ばれた。大五郎? そんな棋士など知らないという人が多くなった。大五郎といえば、子連れ狼か焼酎のブランドぐらいしか思い浮かべない。藤井二冠はその大五郎薪割り流の一部を引き継いでいる。
私は木村王位(前王位というのが正確)のファンである。受けの名手といわれるが、攻めも話術も一流である。藤井二冠は、なんども書くが、中学高校の後輩だから、もちろん大ファンである。どっちも勝っもらいたいがそういうわけにはいかない。
昨日の朝日新聞の川柳欄にこんな句が投稿されていた。
こんどだけはどっちも応援する将棋
そう、そうなんだよね。こういうファンは多いのではないか。
それにしても、藤井聡太は、ス・ゴ・イ。
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下手なうちは王より飛車を守るなんていいますが、一日目の封じ手で
飛車を切るとはスゴイ。あれで木村の陣形を乱し、あとは詰将棋。
放心さんも、これしかないとは相当な腕なのですね。
投稿: リプル | 2020年8月23日 (日) 10時06分