生田二つ目落語会 市若と志らぴー
棕櫚亭(よみうりランド駅前)では年4回、トップクラスの落語会が開かれている。今回、初めて若手クラスの二人会が開かれた。
演者は柳亭市馬門下の柳亭市若(二つ目)、立川志らく門下の立川志らぴー(前座)の二人。地元麻生区出身。なんでも柿生保育園の同窓という。きわめてローカルなつながりである。
演目はつぎのとおり。
市若 饅頭こわい
志らぴー 堀の内
志らぴー 宮戸川
市若 寝床
いずれもおなじみの古典噺である。若手は持ちネタを増やすよう勉強しており、その成果の一端を披露するのが地元での落語会である。
若手の噺家に感じるのは総じて早口ということだ。そんなに息せき切ってしゃべらなくてもよいと思うが、懸命にしゃべる。で、とちったりする。セリフが単調になってしまったりする。多少ゆっくりでもテンポよく聞こえるように工夫すればよいのにと思う。まあ、これも場数だろうね。
「寝床」のオチが笑ってしまった。丁稚の定吉が、あそこはわたしの寝床ですと言うのが噺のオチになる。それを寝言と言い間違えた。
ネドコとネゴト、似ている。これも勉強のうち。笑ったけど、それほどのシクジリではない。
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