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2020年9月12日 (土)

十四代 酒か将軍

 友人から、飲もうや、という連絡があった。会合の中止や延期で飲み会がめっきりなくなったという。そうだろうな。

 で、小田急線沿線の喜多見まで出かけた。友人の行きつけの焼鳥屋。以前何回か行ったことがある。上品な店である。ていねいな焼き加減で旨い。肉がいいのか、ていねいな焼き方がいいのか、はたまたタレか。それらの相乗なのだろうな。

 日本酒のメニューを見ると「十四代」がある。なんと、なんと、ここで十四代が味わえるとはラッキーである。

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 山形の酒である。最近は行かなくなったが、しばらく前には毎年のように出かけた。クラゲで知られる加茂水族館とか藤沢周平記念館とか本間様のお屋敷とか。山形といっても海側の庄内だな。

 旅先での夜は居酒屋ということになるが、メニューに十四代とあっても今日はないとか最近手に入らなくなってということで、結局「初孫」あたりに落ち着くことが多かった。東京を主要販路としているため地元では味わえなくなっているらしい。もっとも通販なら買うことはできるが、やっぱり居酒屋で飲みたい。

 軽い甘みがあってまろやかな酒である。

 十四代というネーミングは蔵元の年代からきている(現在は十五代目)。徳川家とは関係ない。

 で、徳川十四代将軍はだれだったか。慶喜は十五代だからその前。だれだっけということになる。正解は家茂なんだけど、この酒を飲みながらの雑談、クイズにもなる。

 では、家茂の脈をとった御典医はだれか。ご存じだろうか。かなりの難問。でも、別に知らなくてもいいからね。

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