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2020年10月20日 (火)

「みをつくし料理帖」

 イオンシネマ、今週は「鬼滅の刃」一色である。3つのスクリーンで20回上映している。グッズ売場も混雑している。

 それを横目に見ながら「みをつくし料理帖」を観てきた。高田郁原作、角川春樹監督作品である。原作はずいぶん前、第一巻だけ読んでいる。主人公・澪が料理を通じて人の心を和らげ、成長していく連作短編だったと記憶している。その後シリーズは続いているが、それ以降は読んでいない。

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 仲のよい少女二人が大水により別れ別れになり、澪は江戸のそば屋で働くことになる。料理の腕を見込まれ、店を任せられるまで成長している。もう一人は吉原の花魁となっている。

 さまざまな試練を乗り換えていくといった物語。角川作品にしてはゆったりした流れとなっている。後半になって急展開もあって二人の再会を描いている。が、ちょっと荒唐無稽かな。映画だから、まあ、この程度の展開は許せるか。大人のおとぎ話だ。

 出てくる料理は旨そうである。蠣の宝船とか鼈甲球。味わってみたい。

 食欲は生き物の基本である。飢えれば心がすさぶ。旨いものを食えば心豊かになる。満腹ならなおさら。

 食を扱った映画は多い。上映前の予告編のうち、二つが食べ物関連だった。「461個のおべんとう」と「フードラック!食運」。後者は寺門ジモンが初監督をした作品。

 ふと、浮かんだことば、「喰いものの恨みは恐ろしい」。映画とは関係ないけど。

 エンドロール、江戸ことば指導に春風亭一朝の名があった。へー、一朝師匠が指導したんだ。一朝懸命に。

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