よりによって
喬太郎師匠が、箱根そばのメニューからコロッケが消えたと語っていたことは前回書いた。新百合ヶ丘には二軒の箱根そばがある。その一つのメニューを見てみたら、カレーコロッケはあった。コロッケそば430円。コロッケ単品なら120円。新宿の店ではたまたま切らしていたのだろうか。
わたしがいつも注文するのは、めかぶそばコロッケ乗せである。そばの出汁に染みたコロッケがうまい。
そんなことはどうでもよいか。しんゆり映画祭はぶじ終了した。コロナの中、予想以上の来客があった。客席を半数に減らしたこともあり、満席となった回もいくつかあった。終わったけど担当する作業(記録の保存)はまだ続くが、とりあえずはゆっくりしたい。
きのうの日経新聞の文化欄の小島ゆかりのエッセイ。「よりによって」の辞書の用例に「よりによってこんな男と結婚してしまった」とあると書いていた。
ふーん、おもしろい。こういう用例は「新明解国語辞典」にちがいないと開いてみたらなかった。新明解の用例は「よりによって大みそかに泊まり客がくる」だった。
この用例、想像力をかきたてる。いったいどんな客がきたのだろうか。親戚の傍若無人のおじさんだろうか。せっかく紅白を見てたのに・・・。
斬新な語釈で「新明解」を追いかける「明鏡国語辞典」は「よりによってこんな物を買って・・・」と「よりによって妻に見られていたとは」を挙げている。なにを見られたのか。
さきの、こんな男と結婚してしまった女性は誰なんだろうか。こんな男とはどんな男なんだろうか。ちょっと気になる。
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