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2021年1月23日 (土)

 雨ん中 しんゆり寄席

 予定していた落語会が三つ飛んだ。非常事態下だから致し方ないか。

 感染は広がっている。噺家でも鈴々舎馬風桃月庵白酒がコロナ感染した。いずれも私の好きな噺家だ。二人とも太っている。馬風さんは80を越しているから重症化しないか、ちょっと心配。

 ついでに言うと、浅草演芸ホールの1月下席は中止になった。前座4人の感染がわかったので、鈴本演芸場の落語協会主催の寄席も中止になるという。

 しんゆり寄席はどうなるのか。チケットはとってないからどうなるのかわからないが、今月落語がゼロになるのはおもしろくない。演者は初音家左橋と桂米多朗。地元在住でおなじみの噺家。芸風はわかっている。ただ、聴き飽きた感がある。落語はうまいけど、ちょっと花がないからなあ。

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 といいながらも、雨ん中、出かけた。

 演目

 桂米多朗  唖の釣り

 林家あずみ 三味線漫談

 初音家左橋 幾代餅

 米多朗の演目は初めて聴いた。演目がわからない。ネットにキーワードをいれてチェックすると「唖の釣り」がヒットした。唖というのは差別用語になるかどうかわからないが、寄席ではオーケーでも、嫌う人はいるだろう。ばかばかしい笑いを誘う噺で、おもしろい。でも、これを演じる噺家は少ないのではないか。

 逆に、左橋の「幾代餅」はポピュラーな演目。搗き米屋の奉公人・清蔵が吉原の太夫・幾代の錦絵に一目惚れしてしまう。シンデレラ・ボーイの噺だが、なぜこれほど好かれるのかはよくわからない。

 手堅く、左橋らしく演じた。以前に書いたが、左橋の声、口調は志ん生に似ている。餅のようにねばっこい声である。

 はねて外にでると、雨は降り続いている。夜は雪になるのか。

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