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2021年3月14日 (日)

「わたしの叔父さん」

 きのうは久しぶりにひどい降りになった。雨の中、映画を観にでかけた。

 デンマーク映画。「私の叔父さん」である。

Dsc_1967

  十代で両親を亡くしたクリスは叔父と一緒に暮らしている。10年以上、叔父とともに乳牛を育て搾乳してきた。毎日、同じような暮らしが続く。

 そんな日常を淡々と描いている。監督のフラレ・ピーダセンは小津安二郎のファンだそうだ。この映画も小津タッチ。日常のさりげないシーンを積み重ねていく。

 これといった起伏はない。叔父は足腰が弱ってきている。クリスは獣医になりたいと思っているが、それほど熱心ではない。近所の若者から好意をもたれるが、これに対しても積極的ではない。が、食事の誘いは断わらない。

 なによりも叔父のからだを気遣うクラレである。映し出されるのは毎日の朝食シーン。メニューは変わらない。この繰り返しである。起伏はないけれど退屈な映画はない。

ラストは素っ気ない。ドキュメンタリー映画のように唐突に終わる。エンディングロールもあっさりしている。これがビーダセン流か。

人生のほとんどは素っ気ない日常の繰り返しである。

 日本的なものがちらりと登場する。回転寿司。生魚を食べる。デンマークにも回転寿司屋があるんだ。

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