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2021年3月 6日 (土)

酒量についての一言二言

 日本酒換算で一日三合以上飲み続けていると確実にアル中になるという。二合半ならどうかと酒飲みは考える。

 二合半は「こなから」とも読む。四半分のことだが、少しっていう意味もあるらしい。本来はお米の量を指すが、酒量にも用いられる。酒で四半分が少しってことはない。

 外で飲むとまちがいなく三合を越していたが、酒量は齢ととも減った。コロナ禍で外で飲むことも少なくなった。

 ほんとに酒席はない。忘年会、新年会は一切なかった。晩酌だけである。これだと酒は進まない。二合が一合半になり、近頃は一合ぐらいか。

 おかげで、肝機能はすこぶるよい。γ-GTPは30程度(逆に血糖値A1cはかなり高くなっている)である。

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 酒も女も二合(号)までと、うそぶいた人がいた。家飲みなら、一合で十分である。

 佐藤隆介さんが『波』二月号に酒について書いている。「鄙願」と「鄙願」という酒のブランドについての蘊蓄である。酒には女房酒妾酒があるという。家で飲むのはこの酒、外で飲むならあの酒ぐらいの違いと考えてよい。

 佐藤さんが言わんとしていることと異なるが、これを大吟醸吟醸の違いと考えてみるとわかりやすい。大吟醸は切れがあってのどごしがよい。「獺祭」が代表だ。吟醸純米酒だと雑味が少しあってこれがコクというか旨みになる。

 ニ合なら、大吟醸と吟醸純米を一合ずつ飲み比べるのもよいが、一合だとそういうわけにはいかない。

 家では、そうだな、さりげなく妾酒がいいかもしれない。

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