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2021年4月19日 (月)

「ターコイズの空の下で」

 ターコイズとはトルコ石のこと。トルコ石のような空の青さを表す。

 アートセンターで「ターコイズの空の下で」を観てきた。モンゴルを舞台にした映画である。

Dsc_2028

 タケシ(柳樂優弥)はきままな生活を送っていたが、大きな会社を経営する祖父からモンゴルに行くよう命じられる。目的は、大戦後モンゴルで捕虜生活を送っていた祖父と現地女性との間にできた娘(タケシからはオバになる)を捜し出すことであった。ガイドは馬泥棒でつかまったモンゴル人のアムラ。日本にいても日本語はできない。つまり、ことばも通じない二人の人捜しの旅である。

 羊たちの草原を車で移動する。大きなトラブルはなかったが、アムラは馬泥棒の容疑でお尋ね者になっていた。で、タケシはひとりでオバ捜しを続ける。

 雑というかぎこちない演出もあるけれど、それはことばの通じない異国でのコミュニケーションを表している。監督(KENTARO)は映像詩のような映画を作りたかったようだ。

 立ちションベンのシーンが繰り返し何回も出てくる。空と草原と人間がつながっているような、そんな感慨を催す。

 風変わりな映画である。

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