「シカゴ7裁判」 ベトナム反戦運動をめぐって
緊急事態宣言で都内の映画館はクローズしている。その影響で封切り予定の映画が先延ばしとなり、オープンしている首都圏の映画館はなにを上映したらよいか苦慮しているようである。
イオンシネマ新百合ヶ丘で「シカゴ7裁判」を観てきた。この映画、Netflixの配信が主体であり、ここでの上映予定はなかった。それが急遽上映されることになった。映画館前のスケジュール表で、えっ、やってるんだと、知った次第。
朝の8時30分からの上映だけ。近所だから早朝でもかまわないが、遠くから来る人は大変だ。
観客は4人だった。少ねえ! ウィークデーの早朝だからこんなものか。密とはほど遠い。マスクなどしなくてもよさそうなものだけど、皆、マスクをしていたから、こちらもマスクをした。
法廷映画である。1968年、50年以上も前、シカゴでの民主党大会が開かれた折、それにあわせてベトナム戦争反対を訴える若者たちも結集した。会場近くで集会を開いていたグループがデモ行進をした。一部が警察官と衝突した。多数の負傷者がでる事態となった。それから5ヶ月後、デモを扇動したとしてトム・ヘイデンなど7人が共謀罪などの容疑で逮捕、起訴された。
その裁判である。法廷劇はスリリングである。丁々発止のやりとりは観客を引きつける。そうした裁判映画の中でも出色の出来といってよい。被告にとって不利な証拠も出され、窮地に陥る。この春、「ある証言」という裁判映画を観たのだが、これと比べても、シカゴセブンははるかにおもしろい。被告や被告人の個性が光る。検事や判事も印象的である。
事実だから、裁判結果を言っても差し支えないだろう。有罪の判決が下るが、再審の末、差し戻しとなる。そして、検察は追訴を断念する。
ラストが秀逸。オススメ!
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