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2021年5月 4日 (火)

桂宮治 真打昇進披露落語会

 新百合ヶ丘で、桂宮治の真打昇進披露の落語会があった。前の日には三遊亭金馬襲名披露があった。二日続けて聴くのは疲れるので、宮治の方にした。会場のトウェンティワンホールは密だった。市松模様ではない。隣のおばちゃんは笑わないと損をするとばかりよく笑う。

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  宮治は明るくにぎやかである。にぎやかさは落語界一といってよい。今回の真打昇進は、落語芸術協会では久しぶりだそうだ。春風亭昇太以来という。それだけ期待されているということだろう。

 開口一番のあと、桂米多朗が高座にあがった。地元在住の落語家だけに舌はなめらか。今回の落語会の企画も担当している。演目は「ちりとてちん」。食通を気取る男に腐った豆腐を喰わせる噺である。こういうネタはお手のものである。

 中トリに春風亭昇太が登場した。貫禄はないけど芸協の会長である。マクラは笑点ネタ。笑点ネタはまちがいなく受けるから、どうしてもそっちの話になってしまうけど、客席の多くもそれを望んでいるから致し方ないか。リモートで収録もあった。リモートを妹と聞き違えたメンバーもいたそうだ。たぶんこのネタ、どこの落語会でもしゃべっているにちがいない。

噺は「壷算」。大仰にやる。ほとんど兄貴分がしゃべるだけのストーリーだが、弟分にも役割を与えているのがちょっとした趣向。昇太らしい噺に仕立てているところが良い。

 中入り後に、三人が高座にあがった。真打昇進の口上。宮治を挟んで桂米多朗と春風亭昇太。司会の米多朗がここはホームグラウンドとばかり笑わせる。宮治をいじって誉める。披露口上というより漫談である。

 そしてトリはもちろん宮治。なにをやるか。マクラで歌舞伎の忠臣蔵をしゃべる。演目は「七段目」だった。

 宮治らしくでかい声で大仰に演じる。難しいネタである。だれでもできる噺ではない。柳亭市馬が手本になる。宮治は堂々と大きく演じたが、声音が今一つ心地よくない。歌舞伎らしい匂いがしないのだ。オーソドックスが無理なら、変化球を工夫したらどうか。宮治らしく。

 それはともかくとして、前日の金馬(金時改め)の演目は「中村仲蔵」だったという。きょうは「七段目」。歌舞伎、忠臣蔵つながりだ。

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