ワクチン接種 タイレノール
高齢者のワクチン接種率は先月末で50パーセントを超えた。私の周りでも高齢者のワクチン接種は進んだようで、話題にものぼらなくなった。
私はまだだ。まだしてないと言うと、えっ、まだなのと驚かれる。接種を忌避しているわけではない。6月5日、ちゃんと掛かりつけ医に申し込んだ。空いているのが7月中旬だっただけだ。その後、接種できる病院が増え、大規模接種センターも設置された。そちらに切りかえてもよかったのだが、ま、急ぐこともないと、そのままにしただけのことである。
写真は麻生区のワクチン接種会場。ここは動線が悪い。待機場所が一階、接種が二階。12日ごろ会場を変えるという。ま、当然だろうな。
ロキソニンをもらった。解熱鎮痛剤である。接種後、副反応がでたときの用心だ。こちらは手回しがいい。
ロキソニンという薬は初めて知った。タイレノールの名は久しぶりに聞いた。解熱剤ならバファリンかセデスを思い出すが、近ごろは違ってきたらしい。どう違うかは知らない。
タイレノールはジョンソン・アンド・ジョンソン(J&J)の薬である。服用したことはないが、タイレノール事件で知っている。危機対応の好例とされている。
40年ほど前、タイレノールを服用した少女が亡くなった。以後、数人の死者が出た。カプセルにシアン化合物が混入されていたことが原因だった。だれが混入させたかは不明。大問題となった。J&Jは、ただちにテレビ、新聞を通じて、服用しないよう大々的に警告し、自主回収を図った。その対応はすばやくみごとだったと評価された。それ以上の被害は出なかった。さらに異物混入を防ぐパッケージを開発するなどして再発防止に努めた。
いまでは当たり前になっている危機対応だが、嚆矢はJ&Jのタイレノール事件である。危機管理の教科書にもしばしば登場する。
重大なトラブル、危機が起きた時、どうしたらいいか、J&Jの対応は参考になる。隠しちゃダメってこと。
ついでのひとこと
私の父親は頭痛持ちでノーシンを服用していた。低気圧がくると頭が病むという気圧病である。「不連続線だ、不連続線だ」と、ノーシンを飲んで布団にくるまっていた。これも他の鎮痛剤とどう違うのかわからない。
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